続けざまにレンズを2本買った。
2本下取りにだしたので、正確には買い換えた、か。
1.CANON EF40mmF2.8STM(下取)→CANON EF50mmF1.8STM(購入)
2.SIGMA 15-30mmDG(下取)→CANON EF24mmF2.8STM(購入)
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今回は、EF50mmF1.8STMについて、ファーストインプレッション。
EOS(キヤノンの一眼レフカメラ)レンズでもっとも古いレンズのひとつだそうで、
前モデルⅡ型から昨年5月になんと25年目のモデルチェンジ!
・絞り羽の7枚化
・最短撮影距離の圧縮
・レンズコーティングの刷新
・STMの採用とフルタイムマニュアルフォーカス
・金属マウント採用
驚きの大幅進化なんです。
このレンズは旧タイプから評判よくて安いので、
EOS使いはかなりの割合で所有している。
手頃感からキットレンズからのステップアップによく使われ、
コイツで単焦点にハマり、レンズ沼にハマる単焦点信者を増やし続けています。
ひょっとしてキヤノンが戦略的特別価格にしているんじゃないかと
「撒き餌」 レンズと言われています。
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外寸は69mm(径)×39mm(長さ) 160g これはかなり軽く小さい。
普段つけているEF24-105mmF4 IS USMは
84mm(径)×107mm(長さ)670g
容積比で1/4、重量は1/5しかない。
定価¥21,060(税込)だが、実売では¥13,000(税込)程度。
純正フルサイズ交換レンズでは飛び抜けて安い。
フルサイズEOS 6Dにつけると標準レンズ
EOS Kiss等のAPS-Cカメラにつけると中望遠レンズ(換算80mm)となる
中望遠は苦手なので、フルサイズEOS 6Dにつけて試してみる。
まず持った感じ、バランスは悪く無い。
24-105mmだとレンズ側に重心がいくが、これは小さいのも合って一体感がある。
構えた感じでは、もう少しレンズ部が長いと構えやすいですね。
軽いので、ワンハンドストラップ愛用で非撮影時も持ってなきゃいけないボクには
かなり楽、助かります。
レンズが奥まっているので、普通に使うなら保護フィルターは必要ないかと。
ボクは、ケースに入れず、キャップも付けずにカバンに放り込むので必需ですが。
フォーカス(ピント合わせ)は割りと速い。
ピント調整に動くレンズ群が小さから、
同様のEF-S24mmF2.8やEF40mmのSTM(ステッピングモーター)レンズより
かなり軽快にフォーカスします。
ただしフォーカス時の音は大きいですね。
「ウィーン・キュキュ」
動画はアカンやろなあ、音がもろに録音されちゃう。
この距離のもの(時計)を写しても背景がぼけるのは楽しい
IS(手ブレ防止機構)はついていないですが、さすがF1.8、
薄暗い中でもシャッタースピードが稼げるのでなんとかなる場合が多いです。
はて、F1.8はどのくらい明るいか?
カメラのレンズキットに付いている代表的な標準ズーム
18-55mmF3.5-5.6 と比べると、
同じ50mm付近だと、
F1.8 と F5.6 となり、F値は同じ焦点距離だと入光量は乗算比になるので
5.6×5.6/1.8×1.8=9.7
驚く無かれ、捕まえられる光の量は標準ズームの10倍にもなる計算!
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大口径単焦点(固定焦点の明るいレンズ)の醍醐味はやはり「ボケ」ですね。
スマホで撮ったら、画面全体にピントが合うようなチョイ離れた被写体でも、
しっかりと浮き上がらせることができます。
上の写真なら、時計にピントを合わせたので、
人物が少しボケ、その奥の通路とシャッターはもっとボケてるる。
構図はともかく(^_^;)、その場の情景を写し取ったような写真になって、
なんかうまくなった気分に浸れます。
ズームレンズだとのボケは時に刺々しくなりがちですが、
さすが単焦点 ホワっと柔らかく綺麗なボケだとおもいます
接写もまずまず、35cm(レンズ先端からだと26cm)
看板見てもらってもらったら合焦(ピント)範囲が薄いですね
中に舞うレモン(笑)、光のボケが欠けた月のようになる口径食は結構派手
前玉が小さいのでしかたないのだけど、トリミングの方向までバレてしまう(笑)
LEDイルミネーションもこの通り、お花畑になりました
標準レンズと言われている50mmの安価なレンズ
なので、初心者用とかいわれているが、とんでもないですね。
撮影者の糸を反映します、難しい、深い!
「50mmに始まり、50mmで終わる」
少し分かったような気がしました。