奈良公園から少し北に行ったところ、コスモスで有名な「般若寺」のすぐ手前に
【旧奈良監獄】が佇んでいる。
「旧」ということで、現在は閉庁されているが、2017年まで【奈良少年刑務所】として実際に使われており、その前は明治に建てられた「五大監獄」のひとつ【奈良監獄】であった。
経緯や歴史を書くと長くなるので割愛します。非常に深い話なんで、興味ある方はホームページを御覧ください。
⇒ 旧奈良監獄公式ホームページ
旧奈良監獄が有名なのは、ロマネスク様式の赤れんが建築に、「ハビランド・システム」と言われる放射状に伸びた収容棟の配置、そしてその美しい建築物が完全な形で残る唯一の五大監獄として、重要文化財に指定されているからです。
【旧奈良監獄】が佇んでいる。
「旧」ということで、現在は閉庁されているが、2017年まで【奈良少年刑務所】として実際に使われており、その前は明治に建てられた「五大監獄」のひとつ【奈良監獄】であった。
経緯や歴史を書くと長くなるので割愛します。非常に深い話なんで、興味ある方はホームページを御覧ください。
⇒ 旧奈良監獄公式ホームページ
旧奈良監獄が有名なのは、ロマネスク様式の赤れんが建築に、「ハビランド・システム」と言われる放射状に伸びた収容棟の配置、そしてその美しい建築物が完全な形で残る唯一の五大監獄として、重要文化財に指定されているからです。
ニュース等で話題になって知っている方もおられるかと思いますが、来年2021年に
あの[星野リゾート]が監修して【監獄ホテル】として、高級宿泊施設としてリニューアルされるのだ。
閉庁して、何度か「見学会」が催され、いずれも高倍率の抽選を伴う大盛況であった。
今回は、奈良市消防が毎年行っている「文化財防災ゼミナール」の会場として選ばれ、セミナーが開催された。その後「施設見学」とあり、、、、番外の見学会が催されたのだった。
(既にレンガ建築以降に増築された部分の大半は取り壊されている)
あの[星野リゾート]が監修して【監獄ホテル】として、高級宿泊施設としてリニューアルされるのだ。
閉庁して、何度か「見学会」が催され、いずれも高倍率の抽選を伴う大盛況であった。
今回は、奈良市消防が毎年行っている「文化財防災ゼミナール」の会場として選ばれ、セミナーが開催された。その後「施設見学」とあり、、、、番外の見学会が催されたのだった。
(既にレンガ建築以降に増築された部分の大半は取り壊されている)
講堂にてセミナーが行われた。
稼働されていたときは、ここで講話や慰問があったのかと思うと感慨深い。
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漏れ聞く話によると、今回のセミナーは例年通り、奈良市の広報誌にだけひっそりと「防災セミナー」として募集要項が掲載されたので、旧奈良監獄見学会ほどの高倍率とはならなかったようだ。
奈良情報にアンテナを張り巡らせておいたので(笑)今回上手く申し込みを受け入れてもらえ、素晴らしい文化施設を、ホテルになる前に見ることができた。
放射状に伸びる収容棟、2階建てで長辺が60m以上もある大きな建築物だ。
「丸房」と呼ばれる懲罰房。
とてつもなく狭くレンズでは収められない。
トイレもなくあまりに非人道という事で廃止されたそうだ。
黒い壁に刻まれた受刑者の落書きがリアルだ。
とてつもなく狭くレンズでは収められない。
トイレもなくあまりに非人道という事で廃止されたそうだ。
黒い壁に刻まれた受刑者の落書きがリアルだ。
独居房。狭い。トイレむき出し。
奥が霞んで見える。ここは雑居房が並ぶ。
鉄格子から見える景色に、受刑者は何を思ったのか?
監視棟から、各房棟の出入り口が一目で見渡せる作りだ。