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念願の冬の金剛山で氷瀑を見ることが出来ました!


葛城・金剛と河内に詳しいta2da兄さんに氷瀑(滝が凍ってしまったもの)を見に連れて行ってと、お願いしてはや3年目!

冬場、凍てつく週末にお声がけ頂くのですが、いつも先約あったり、怪我してたりと都合がつかず、先週末にようやく行ってきました大阪の天井、金剛山!


この日は総勢5名。柏原駅で待ち合わせです。

金剛山登山口に駐車し、
目指すは氷瀑(滝)なので、渓谷沿い「ツツジオ谷」コースから登ります。
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その週は気温が低い日が続き、スタートから沢は凍り始めていました。
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ひたすら沢伝いに登っていきます。
1kmほどで、沢の脇だけでなく、道そのものも凍ってきましたのでアイゼンを付けます。

一面凍りついた緩い渓谷は、氷にアイゼンの爪を突き刺すようにすれば、しっかりと噛み込んでかえって意外と安全に登れたりします。ただ簡易なアイゼンなので油断は禁物。
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秘密兵器ゴムチェーンアイゼンと凍った沢。
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最初の滝が見えてきました。
流れの形のまま凍りついています。
スキー場でリフトの上からチラと見たことありましたが、目の前にそびえる氷の滝はスゴイ。
初!氷瀑!パチパチパチ!!

一の滝は全面ではなく、まだ下部の真ん中は水の流れが残っています。
それでも美しい!
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ここは、西向きの谷間なので日が差さないこともあって、気温が低いようです。
小さな滝ももちろん凍っています。
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一の滝から少し上ったところに、目当ての二の滝が見えてきました。
見えている部分だけで10mは超え、更に上部もしばらく氷の川となっています。
晴れていたら、氷が青く輝くのだそうでうす。

人がいないように見えますが、実は写真撮り待ち渋滞してたりします(笑)
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氷瀑区間をすぎると、急峻なルートを登り、
前回の登坂では、このあたりで滑落事故が起きていたそうです。
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急なルートをクリアすると今度は凍った沢を通る道?で山頂近くまで登ります。

金剛山へ登るルートは多岐に張り巡り分岐しています。
地図にはあまり載っていない道も多いらしいですが、人気ある山なのでどのルートもしっかりと踏み跡があります。(過疎なルートもあるとか・・・)

凍った川の上を歩いて行くなんて、なかなか経験出来ないことなので、楽しい楽しい。
アイゼンでザクザク歩くのも癖になりそうです。
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程なく山頂!約2時間の登坂でした。
曇天の割に視界は開けてますが、天気予報はこれから雪ないし雨の予報。
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山頂広場で一服したら、お楽しみのエリアをパスして早々に下山となりました。

しかし、山頂は人でごった返してますなぁ。
人気の金剛山、みんな雪をまってこの日に一斉に来たようですね。
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下りは「タカハタ道」。
最後に「ツツジオ谷」へ合流するルートです。

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尾根道で植林の杉林の中を下っていきます。
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下りは早い速い!
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一気に崖のような道を下ると、こんどは谷道となり「ツツジオ谷」に向い合流。
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小さな谷川の中には、何やら不思議な氷柱が。
川に飛び出た植物の根っこに掛かった水しぶきが凍ったようです。
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無事下山、ちょうど雨がポツリポツリ。
前行程4時間半かからず、景色の変化もあり、目的の氷瀑も見事で大満足のトレッキング(ハイキング?)となりました。
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山頂の小屋で摂るはずの昼食を、下山してからゆっくりとレストランで話し弾んで頂き、楽しい1日が終わりました、、、、って15時には解散でしたが。

近場でルートの多い楽しい山で、また違うルートや、違う季節にも楽しんでみたいですね。

案内・送迎とお世話になりました、ta2da兄さん、ご同行頂きました皆様には感謝です。
ありがとうございました。

(追記)
凍った滝のことを「氷瀑」といいますが、
てっきり爆発したような滝かとおもってて
「氷爆」
と勘違いしてました。
「瀑」の字だけで「滝」を意味するんですね。
大きな滝をよく「瀑布」って書いてますが、こちらも爆発しているような水の流れで「爆布」かと思っていました。てっきり「ナイアガラ爆布」だと(笑)

ご指摘ありがとうございました。