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吉野にある素敵な古民家レストラン「ナラヤマソウ」
案内板が無ければ絶対道を間違えたと思う、びっくり超絶山奥にあります。



天気のいい秋の日曜日、
本当なら自転車で走りに行きたいところなんですが、
ちょっと疲れが出てきているので
のんびりとドライブで高取から吉野方面へ。

まず飛鳥の甘樫丘のモフモフちゃんにご挨拶
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ここはコキア植えて3年目で、元々は秋桜が植えられていた場所でした。
馬見丘陵公園より規模は小さいですが、
道に沿ったなめらかな曲線で美しくレイアウト、
奥から見ると田園の緑とのコントラストで見栄えします。


そして今回当初の目的地
「高取かかし祭り」
ひな祭りで有名な高取町の高取土佐町並みに
飛鳥の案山子とは違ったかわいらしい案山子?が並びます。
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後ろ向いていたら、思わず声を掛けてしまいそうな
リアルでほんわかする案山子があちこちに並びます。

しかし暑い~
車の温度計は30度を超えています。

時間も10時を回り、さて昼飯、、どうしようかな?
まだまだ油断ならない社会情勢なんで、
キッチリ対策して広々したトコどっか無いかな?

!!!

そだ!
前から行きたかった予約の取りにくいレストラン、
イチバチで聞いてみよ

「はい、11:30でしたら一枠空いております。」

おおおおおぉぉぉ!

でも時間ギリだな。。

その名は
「ナラヤマソウ」
http://narayamasou.syncronicity.co.jp/


県道28号(吉野室生寺針線)の
津風呂湖から少し東へ行ったところから、
突然何も無い細い道を山の中へ2km入ったところにある。

1.5~1車線の細い道を進む、マヂか!?
ナビと看板なかったら絶対不安で引き返す場所にある。
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外から見たらふつーの田舎の古家だ。

中は、!!
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大きな窓に向かって洒落たカウンター席がずらり。

このお店、ただ者じゃ無いんです!
実は奈良で有名な
食のプロデューサー稲次知己さんと、
コンフィチュール作家 東 史(あずまふみ)さん
のコラボショップなんです。

通常は【コンフィチュールカフェ ナラヤマソウ】
として、コンフィチュールを使ったランチとカフェを営業。

月二回【リストランテ ナラヤマソウ】として
稲次さん自ら腕を振るいます。

稲次さんは、あのイタリアンレストラン「トラットリア ピアノ」をはじめ、
馬見丘陵公園の「F+」のオーナーで、
多くの県内のフードフェスの委員模されていてる有名人。

東さんは、元建築士という異色のコンフィチュール作家。
友人の手伝いで始めたコンフィチュール作りから
本格的にのめり込んだのだとか。
コンフィチュールとはジャムのこと。
果物ばかりで無く
季節ごとのおいしい食材を使って作っておられ
多くのレストランやカフェでも使われ、
雑誌やwebメディアではおなじみ。

お二人とも地産地消がモットー。
奈良の素材に拘り地域振興にも努めています。

今日は通常営業日なので
コンフィチュールカフェのランチ。
メニューは1種類のみ。
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案内された席は、
目前のコスモスと、吉野の山々を一望できるカウンター席。
大きな窓は空け放れ、極上のテラス席状態。

さすが元建築士の東さんの工房。
テーブルは吉野杉の1枚板で、
いすも座りの良い上質のモノ。
景観から居心地の良さまでよく考えられ
リノベーションされています。

ランチが運ばれてきました。
各お料理に、コンフィチュールでアクセントが添えられています。00977
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十分にボリュームがあり、もちろん抜群においしい。
「タマネギのコンフィチュール」っていいなぁ。

食後はデザートとコーヒー・紅茶か、
コンフィチュールアレンジの飲み物
または、ハーブティー(目前にハーブガーデンがありました)
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梅のコンフィチュールのソーダ割り
しっかりと梅の実自身の酸味と風味が濃く、
ただの砂糖煮とは全く違います。

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ブルーベリーのコンフィチュールのラッシー
こちらもヨーグルトの酸味を抑えて、
ブルーベリー自身の風味・おいしさが生かされていました。

今回は帰るまで貸し切り状態で
窓から吹き抜ける風と、
鳥の声しか聞こえない贅沢な時間を過ごさせていただきました。
ここで、本でも読んで一日過ごしたいなぁ。


もう一度訪れたいと思う数少ないお店がで、
大収穫でした。