いつも通勤で見ている神社の梅が一輪だけ咲いていました。
慌てものなのか、目立ちたがり屋なのか・・・
一足早い春を、がんばって伝えてくれたのだと思います。
ありがとう (^^)
今日、2016年2月19日は二十四節気の 《雨水》
空からふるものが、雪から雨に変わる頃だそうです。
次は3月5日に《啓蟄》がやってきて、本格的に春が訪れます。
春一番が吹くのもこの《雨水》頃、暖冬で短い冬と言われていましたが、
時節も追いついてまいりました。
奈良では、春の訪れを告げるものに東大寺修二会(3/1~3/14)があります。
修二会は「しゅにえ」と読みます。
ニュース等で話題になるのは11本のお松明が上がるクライマックス
「お水取り」で、3/12の夜(3/13早朝)です。
このような写真が有名なので、ものすごい豪火が上がると思われている方も多いですが、
これは、長時間露光の写真(更に合成したものも多い)で実際はこんな感じです。
もち、これでも大迫力です、、、
ちなみに、お松明はお水取りの時だけと思われている方が多いですが、
修二会期間中は毎日10本の松明(たいまつ)が灯され運ばれます。
お水取りの日は11本の大きめの「籠松明」となり、報道が集中するためです。
この日は夜中にもかかわらず、とんでもない人出となります。
お松明の火の粉を浴びると、「健康になる」「幸せになる」と言う伝えがあります。
寒い時期時間ですが、くれぐれもナイロン薄地のダウンジャケットでいかないようにね。
かなりの火の粉なので、穴だらけになりますよ。
昔から、
「お水取りが終わると本格的な春が訪れる」
と言われています。
修二会の前行「別火」(べっか)が始まる頃の奈良は
朝は氷点下、昼も10℃以下の冬まっただ中なのですが、
お水取り(3/12頃)が終わる頃は、
朝・昼とも、2~3度気温が上がることから
気象学的にも季節の変わり目であると言えるそうです。
ちなみにボクは、
「お水取りが終わると、本格的なジテツウシーズンが始まる」
となり、行動学的に乗鞍への本格的な準備に入ります(笑)
お水取りに使われた、籠松明は二月堂休憩所を始め、
東大寺では、なん箇所かに置かれています。
かなり大きなものでびっくりされると思います。
奈良に来られた際はご案内しますので、
これからのいいシーズンに是非おいでませ(^^)