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白馬岳頂上宿舎すぐの「丸山」(2,768m)からの日の出
南東方面、白馬盆地(白馬駅あたり)の雲海に朝日が当たり言葉にならない景観。



昨年の「涸沢-北穂高」に引き続き、今年もKMDさん・pockyさんの諸先輩のご指導で、メジャー登山ルート「白馬三山縦走」に2泊3日で行ってまいりました。

当初予定は7月海の日連休でしたが、台風来て延期になり今回(8/10-12)に。

前回の装備に、シュラフ・レインウエア・ヘッドランプ等は買い足し、不足装備(テント・マット・トレッキングポール)はKMDさんに借して頂きました。

3人ですが、各自ソロ装備(テント・食料・バーナー・クッカー等の共用なし)とします。

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ザックの重量は、直前購入のレトルト食品(セブンイレブン)と、水を除いて16kg。
最終的には18kg程度か?50Lのザックにギリギリです。


コース地図をいれた時系列のスライドショー動画を作りました。
Youtubeにてアップしてますので、詳細な流れはそちらで。


https://www.youtube.com/watch?v=-UGCXfheYsI

スマホは横長にして最大画面にしていただいたら、コメントや地図も見やすいと思います。

以下記載は、スライドショーの補足として。

8月9日【移動日】

一番仕事帰りが遅いボクに合わせてもらい、恐縮なことにお二人がお迎えに来てくれました。21:00過ぎ出発。

西名阪自動車道【法隆寺IC】より名阪国道を抜け、名古屋から東名・中央道・長野道【安曇野IC】下車で、R147-大町-R148-白馬-猿倉

名古屋で道を間違えたけど、3人で交代しながら約430km5時間でAM3:30到着。


8月10日【初日】
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大雪渓や、鑓温泉小屋への入口となる「猿倉」のパーキングで夜を明かす。

もし、ここに停められなかったら白馬の町中に駐車してバスで猿倉まで来なければならない。
 アルピコ交通バス:白馬-猿倉  30分¥1,000
大荷物持って、始発乗れても猿倉6:30着と、時間・金銭・労力すべてが大きなロスになるので本当に良かった。

「猿倉荘」で入山届を提出する。
山では山小屋以外にトイレが無いので、用を足して水を補充し出発。

山荘裏手の道を登ると、広いジープロード(林道)に出る。
快適に歩いていくと、白馬の山々が見え、雪渓につながる川沿いを遡る。
程なく「白馬尻小屋」、小休止。
雪渓がかなり小さくなっており、少し登ってから雪上(氷上)に降り立つ。
好きに歩けるわけでなく、ルートが決まっていて浮石に気をつけながら歩く。

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遠目で見たより汚い、そして滑る。浮石は雪上なので音もなく落下するので注意

カールの縁から、雪渓を離れ頂上宿舎まではガレた急登。
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大雪渓からの登り、高山植物の群落に癒やされるも、荷の重さが堪える

ラストの登りは日光を全く遮るものがなく、紫外線が刺さる。
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初日のテント場になる「白馬岳頂上宿舎」2,730mから「杓子岳」「白馬鑓ヶ岳」を望む

ようやく頂上宿舎に到着、テントを設置、テントサイトは7割方埋まっている。
快足pockyさんに、先行して場所取り頂いたので水場・トイレの近くの平らな場所。
到着遅れると、斜面やがれ場、はたまたトイレ前とか悲惨なテントサイトになる。

荷を置いて白馬岳山頂までお散歩。
ちなみに「白馬岳」は「しろうまだけ」と呼ぶ。

テント場に戻る前に、日本最大級の山小屋「白馬山荘」のレストラン「スカイプラザ」で乾杯。
生ビール¥800、景観最高・史上最高に旨いビールこれはバーゲンではないかな。

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丸山からみる白馬岳、手前「頂上宿舎とテント場」、山頂下に日本最大の山小屋「白馬山荘」が見える

テントに戻ってのんびりしてから、テントサイト裏の丸山に登り夕日を鑑賞。
最初ガスっててダメかと思ったら、日の入り前にモヤが晴れ見事な夕景となりました。
ツイてる!
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時刻(時間) 場所 標高(標高差)


05:10 猿倉荘 1250m
05:40
1:00 (大雪渓) 310m
06:40 白馬尻小屋 1,560m
07:00
1:45
1,170m
08:45 雪渓終了部
09:15
1:00 (葱平)
10:15 注意書看板
10:25
1:00
11:25 山頂宿舎(テント場) 2,730m
12:30
0:40 (白馬山荘) 202m
13:10 白馬岳 山頂 2,932m
13:25
0:15   ▲100m
13:40 スカイプラザ 2,832m
14:35
0:10
▲102m
14:45 山頂宿舎 2,730m
0:10
36m
17:35 丸山(日の入り)) 2,766m
18:55
0:10
▲36m
19:05 山頂宿舎〈泊〉 2,730m

 〈猿倉-白馬岳〉実タイム5:25 標高差1,682m


8月11日【2日目】

この日がメイン、白馬岳は前日に登頂したので残る2峰
「杓子岳」「白馬鑓ヶ岳」
を縦走して「白馬鑓温泉小屋」まで下降する。

昨夕に引き続き、こんどはご来光を見に丸山へ登る。
TOPの写真がそうだが、雲海が凄い。
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夜明け前、方向としては直下は白馬盆地、奥は信州中野、さらに志賀高原方面

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北側対面、白馬山荘からもたくさんご来光を見に登ってました

ご来光を拝んだら、鑓温泉のテント場は小さいのでグズグズしてられない、即出発。
朝飯は行動食、休憩ごとに摂取する。

いよいよ、白馬三山の「杓子」「鑓」を目指す。

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丸山からみた「杓子岳」「白馬鑓ヶ岳」

特徴的な形の杓子岳の尾根が楽しみだ。

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杓子岳の登り、遠くから見るのと、直下から見るのでは大違い

杓子岳は“砂利”の山だ。
急登の上、足場が崩れるのでかなり登りにくい。

ここでも、特急pocky氏が今日のテント場の場所取りに先行。
KMDさんに案内されてマイペースで。

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杓子岳の尾根、奥に白馬鑓ヶ岳が見えるが、一旦稜線を下って登り返す

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白馬鑓ヶ岳への登り、こんどはガレ場の急登となる

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最初に見えたピークを超えて、奥が「鑓」

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白馬鑓ヶ岳への最後の登り

白馬鑓ヶ岳を登頂して、白馬三山制覇!

ここから、鑓温泉小屋までは、ひたすら下り。
ただ、冬季は閉鎖になる厳しいルート、カメラ出すこともはばかられる。
というか、登山は下りのほうがシンドイのでバテてて撮る余裕なかった。
最後は岩場の鎖場が連続の厳しいコース。

ボクより年上のおばさんたちは、お喋りしながら軽やかに降りていく(・・;)
なんでやっ!

やっとこさ、テント場に到着
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テント張って、昼ごはん、さあ、温泉だ!

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温泉は最高だけど、、、テント場から丸見え (*´艸`*)

時刻(時間) 場所 標高(標高差)



04:15 山頂宿舎 2,730m
0:10
35m
04:25 丸山(ご来光) 2,766m
05:10
0:10
▲36m
05:20 山頂宿舎  2,730m
06:00
1:20
82m
7:20 杓子岳 山頂 2,812m
1:00
91m
08:20 白馬鑓ヶ岳 山頂 2,903m
08:40
2:10   ▲803m
10:50 白馬鑓温泉小屋 2,100m

 〈山頂宿舎-杓子岳-白馬鑓ヶ岳-鑓温泉小屋〉実タイム4:30 標高差▲630m


8月12日【最終日】

白馬鑓温泉小屋は標高2,100mの急峻な斜面にあるので、当然風呂からの景色も素晴らしい。
東向いてるので、そう!朝焼けが有名な温泉なのだ。

夜中に雷鳴って雨が降ったで、朝日は諦めてたのだけど、薄明るくなたときにテントから顔だしたら、、、これはイケル!速攻で温泉に。
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きたきたきた~!!
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よっしゃー「うぉぉぉっ~!!」

いやいや、テント場に向かって全裸で立ち上がらないで~(@_@;)


さてさて(笑)
楽しい山行も、残すところはスタートの猿倉まで戻るだけとなりました。

途中、雪渓を横断する所がありましたが、あとは淡々と下山。
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前日の雨で、岩や根が滑り何度か転倒するも、全員無事帰還いたしました。

時刻(時間) 場所 標高(標高差)



07:10 白馬鑓温泉小屋 2,100m
3:30   ▲850m
10:40 猿倉荘 1,250m

 〈槍温泉小屋-猿倉〉実タイム3:30 標高差▲850m




大荷物での登山、辛い場面もありましたが、素晴らしいメンバと天候に恵まれて、楽しい思い出として残る素晴らしいツアーとなりました。

サポート頂きました、先輩方お二人には感謝に絶えません。
ありがとうございました。

各日のあとのタイムと標高差は後に写真データと、Webから勘案したものです。
pockyさんのアプリから3日間の実累積のデータは以下となりました。

走行距離:22km
獲得標高:2,500m


白馬三山縦走_190820_0006

(備考)
すべての写真はアルバムサイトにまとめました。
アルバム内は時系列になっています。

2019_08_10 白馬三山縦走初日
https://www.amazon.co.jp/photos/share/5hWxA5Zu9Y3ogZWxXhcAkFs7VlqoVqCd2jCG3QU5g3R

2019_08_11 白馬三山縦走2日目
https://www.amazon.co.jp/photos/share/VMYPdnwdeVZCvkgsSEMBDcV7eArv1mQKGEkpXEBmwsI

2019_08_12 白馬三山縦走最終日
https://www.amazon.co.jp/photos/share/469xFIdQztHOcI5FLZrJDpkCkv1SALw59lOhTCCJoC6