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先日のこと

「今日は早めに仕事にケリ付いたので、のんびり自転車で帰ろ♪」
と20:00過ぎぐらいに新ジテツウ号のグラベルバイクのサドルを跨いだ。

大阪市内の喧騒を抜け、国道に入ってしばらくした頃
「カラン、チャリリン」
と、金属が跳ねる音がした。
ボクの自転車に微かに違和感があって、ペダルを緩めたらちょうど信号で停止。

「なんやってんやろな?」とは思ったけど、気に留めず信号が変わってスタート!
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あれれ、ペダルが回らない?

止まり、降りて自転車を見てみると。。。
「えっ!」(上写真)
リアメカがひん曲がってる

すぐに状況は把握。
シクロやMTBでは時々見る、異物がディレイラーとチェーンの間に挟まったままペダル回して、プーリーゲージがテコに、ディレイラー取り付け部(ディレイラーハンガー)が曲がってしまう状態だ。

気づかずに思い切り漕いだら、リアディレイラーが吹っ飛んでしまうこともある。

泣きながら、どうせならと原因のブツを探しに行った。
車が通る度に、さっきと同じ音がする「カラン、チャリリン」
あった。鋼材の切れ端だ。
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当初は前輪で踏んだのが跳ねて、チェーンとディレイラーの隙間に入ったのかと思ったけど、冷静に考えたら金属音は聞いたけど、踏んだ衝撃は無かった。
という事は、路肩を走っていたのでその横を車が通ったときに、金属棒を踏んで跳ねたのが挟まっただろう。
おお、何ということでしょう

嘆いていても仕方ないので、ともかく走れるようにしたい。

どうせ、ハンガー部リプレーサル(交換可能)なんで、荒療治で思い切り曲げ戻してみることを試みる。
フレームとハブ軸がシッカリ止まっていれば、他の部分に負担はかかりにくいはずだ。
アーレンキー(六角レンチ)を突っ込んで、力を加減しながら曲げていく。

ある程度戻ったけど、ディレイラー自体が(プーリーゲージ部)が捻れていて、こちらは戻すことが出来ない。万事休す

どこかのギアに引っ掛けたら変速は出来ないけど走れるか!?
と、とりあえずディレイラーを外す。

ケーブルが垂れるので、手持ちのマジックテープベルトで固定。
「よっしゃOK、ギアは固定で漕げるかな?」

甘かった、チェーンがたるんだままだと、勝手に変速?してスプロケとホイルの間まで行ってしまうし、チェンリングからも外れてしまう。
悪いことに、チェーンカッター持ってなかったの縮めることは出来ない。
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さて、、、覚悟を決めて押して行くことにする。

ジテツウ距離30kmのうち、おおよそ10km走ってきたので、事務所に戻ることに。

時刻すでに22:00に近い。

鍵かけたり、警察署(すこし戻ればある)に預けて電車で戻ることも可能だし、タクシーと言う手もあったのだけど、気持ちは落ち込んでるし、手はベタベタ、レーパンも手を拭ったから汚れまくりなので、なんかそんな気にもなれず、夜風受けながら歩いて戻りました。
ロードシューズでなくてヨカッタ。

約10kmを2時間半、、、ツカレタ
深夜事務所に戻って、手を洗って着替えて、ビール飲んで牛丼大盛り食べて、ふて寝しました。
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(教訓)
これが、吉野の山奥だったらどうなっていたか。
チェーントラブル、20年以上チャリンコ乗ってきていままで1回しか無かったので、油断してました。

パンク系は、予備チューブ2本、パンクパッチ、タイヤ切れ用のパット、空気入れも自立ホース式と万全なんですが、あとはアーレンキーしか持ってなかった。
携帯工具はやはりトラブルがあることを前提に一通りは揃えて持ってないといけませんね。

ジテツウ時はトラブルの時に自転車を置いていけるように、ある程度きっちりした鍵を持たなくてはいけないです。

あと、今回はMTB用のペダルとシューズだったので問題なく歩けましたが、ロードシューズだったら1km歩くのも大変。利便性を考えたら練習時はロードバイクでもSPDペダル&シューズにしよう。


みなさんも油断なさらずに。
自転車乗りはベテランほどいい加減な携帯工具になっている事が多いので、一度見直してみてはいかがでしょうか?