平成最後だからか、GW10連休前なのか、とにかくこの4月は余裕のないことになっています。

さて、間が空いてしまいた。
時はさかのぼり4/7のお話(笑)

前日に体調不良を押して奈良ポタリングしたので、とにかく薬いっぱい飲んで早く休みました。
そのお陰で体調がかなりマシに(実は違った…)なり、ポタで端折った日本桜百選・奈良公園を散策してきました。

桜は前日より更に開花し、青空バックに最高のシチュエーションです。


奈良県文化会館のパーキングに車を止めてまずは東大寺へ。

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お出迎えは「戒壇堂」
朝の光と美しい階段・南門が桜を引き立たせ画になります。

階段を登って右を向くと、おおおおぉ
桜の中に浮き出る大仏殿!
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東大寺で最も好きなエリアです、観光客も少ないのにこの絶景

このとなりに、ひっそりと佇む小さなお堂があります。
法然上人二十五霊場 第11番「東大寺指図堂」
ここは戦火で焼けた大仏殿再建の際に[さしず](設計図)が置かれたところでもあります。

正面の格子の真ん中の穴(鍵をかける為に設けられた)から、本像である「法然上人絵図」が覗けます。覗かなくても開堂されていたので、普通に拝観しお話を聞くことができます。
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指図堂正面左に鎮座する「びんずるさん」

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「講堂跡」からの大仏殿は東大寺を代表する絶景。
秋はイチョウ・モミジの紅葉となります。

講堂後から、裏参道を通り二月堂、四月堂、手向山八幡宮と山手を巡り
一番桜影が濃い「東大寺塔跡」、、、見とれてて写真ありません。

「春日野園地」は広い芝地の周りに桜を配した美しい広場。
よく見てください、桜が高さ2m辺りできっちり刈り込まれています。

これを「ディアライン」(deer line) と言って、冬餌が少ないとき鹿が立ち上がって芽や枝先を食べてしまうからだそうです。
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しだれ桜のディアラインが入ったものを「おかっぱ桜」と言い、奈良公園の春の名物となっています。

春日野園地から春日大社、ささやきの小径から「ならまち」へ。
ここで昼食【PAO ならまち店】
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「大和ポークカツと大和お野菜の黒米黒カレー」¥1,350
ボクには少し量は足りないが、スパイシーなのに辛くない美味しいカレーでした。

奈良町で桜といえば「元興寺」
先日NHKでも本堂と境内の桜を特集されていました。

でも、オススメは
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「元興寺塔跡」の桜。
前日もみぃ~ちゃんと回りましたが、五分咲きのまだ寂しい感じでしたが、一日で開花が進み七分咲き、満開になると地を這うような枝で桜の緞帳のように広がります。

ならまちをブラブラして、餅飯殿商店街から興福寺を抜けて県庁へ。
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一番賑やかな興福寺近辺の桜もきっちり刈り込まれていますね。
桜は目立つのでわかりやすいですが、普通の木にもディアラインが入っていて、奈良公園は木が多い割に見通しがいいという不思議な風景を醸し出しています。

鹿が食べない木は普通の形状なので、鹿の好みが解ります。

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ラストは桜は写っていませんが、県庁屋上展望デッキからの眺め。

興福寺の金堂が修復終わり、美しい景観となりました。


春と秋の奈良公園はホンマにエエとこかやなあ。

是非散策やポタに遊びに来てください。


(後記)
土日と、ひどい喉風邪を薬で抑えて押して動きまわった結果、
見事に拗らせてしまい、熱出して耳鼻科直行となりました。
咽頭炎とのことで、消炎鎮痛剤・痰切り・咳止め・抗生剤のお世話になりました。

花見と引き換えに辛い1週間、いまだ(4/24現在)もスッキリしません。