7月25日、天神祭の最終日、本宮(ほんみや)が執り行われ、今年も大行列のしんがりである二基の御輿のひとつ「鳳神輿」に担ぎ手として5度目の参加をさせていただきました。
天神祭で賑わう天満宮近辺、天神橋筋商店街では有名な「ギャルみこし」を始め、数々の町会や団体のお神輿を目にすることができますが、陸渡御・船渡御に出るのは、中央卸売市場の【玉神輿】、菅南連合の【鳳神輿】ニ基のみとなります。
着替えていざ出陣
あっ、ふたりとも「右前」になってる~(^_^;)
法被、キマタ(半股引・ハンダコ)、足袋、手ぬぐいに着替えます。
毎度キマタの履き方が分からなくて、四苦八苦(笑)
集合場所から、唄と掛け声で練り歩き、谷町へは挨拶と【大阪締め】(後述)
神輿と一緒に出番を待ちます
天満宮を宮出しした後、すぐに天神西町へ右折し御堂筋へ
天満宮~御堂筋、ここは基本担ぎますし「差し」「大阪締め」の見せ場も多く、見どころですね。
谷町(スポンサー様)への御礼や、交差点等の見せ場では神輿を持ち上げます
「差すぞ~!」
の掛け声で準備
「せいの~でっ!」
肩口の担ぎ棒を頭の上に持ち上げます
こればかりは、長身組の赤組の「差し」が豪快で迫力があります
2tの神輿を70人で担ぎ、そして頭の上に持ち上げ「差し」ます。
神輿の掛かる力は、単純計算で約30kg/人
なんですが、絶対にその程度ではありません。
ゆっくり順調に進行している時で40-50kg程度はかかっていると感じます。
荷重を軽くするために、詰め込むと力が入れられず、
進行時に脚を進めさせることができません。
かと言って、減らすとその割当で荷重が増えることになります。
地方のお祭りの神輿の大きなもので400-500kgと言われていますので、
天神祭の神輿がいかに重いことか!
「ワッショイワッショイ」と神輿を揺すって進行なんて1000%無理です。
なので、「ソレッ」「ヨイ、ヨイ、ヨーイ!」の掛け声が理にかなっているわけですね。
谷町や世話人等の居られる所では、神輿を差し、いったん下ろし
伝統の 【大阪締め】
「打ちま~しょ!」 チャンチャン
「もひとつせ~!」 チャンチャン
「祝おうて三度!」 チャチャン チャン
「おめでとうございますー」(拍手)
で・・・・ご祝儀を頂きます。
交差点等では「差し」た後、神輿を方に戻して直ぐに進行します。
実は、これがキツイ・・・
陸渡御は3,000人の大行列、【鳳神輿】には、約200名もの担ぎ手が参加しています。
100名×2組で交代しながら担ぎます。
一回に担げるのは70名、30名は予備として神輿の回りに待機しながら進行、もうひと組100名は後ろについていく形となります。
陸渡御のクライマックスのひとつ、公会堂前。
道幅も広く、見物しやすいところです。
ただし、御堂筋から市役所北~難波橋(ライオン橋)北詰までは、大半を台車に載せるので、神輿を見たい方は避けたほうがいいかもしれません。
台車に乗ると、かなり早く進みます
担ぎ手がヘボなときと、進行が遅れている時にはより多くの区間台車が使われます
神輿が台車に乗っている間は、ホット一息
空気が緩みます
天神橋まででいったん陸渡御は終了
最後の船着場の前では【玉神輿】との差し合いもあったりと、
今年の神輿はいいですね!
見られた方はラッキーだと思います。
昔は公会堂前、天神橋北詰、天満宮宮入り後に、
二基の神輿が競うように、担ぎあい、差しあったりと迫力あるシーンが多かったと聞きます。
いつしか、担ぎ手の余裕がなくなり(弱くなったと言われる)、素通りが多くなりました。
今年は、涼しかったのと、進行がゆっくりだったこともあって、
公会堂前こそなかったものの、天神橋と宮入り後の天満宮内で、
並走や、差し合いがあって神輿冥利につきました。
残念だったのは、ボクの組とは違う赤組(長身組)がかなり調子よく、
美味しい場面を全て赤組に任されてしまったことでした。
(青組が2回神輿落としたので、運行係・浴衣組の印象悪かったのだと思います)
船着場では、友達が応援に駆けつけてくれました
下から天神橋を見上げてパチリ
(この時だけはカメラを出せる、あとの運行中はカメラ・スマホ厳禁)
今年は神輿と一緒の船に乗れましたので、貴重な神事を目の前で見ることができました
船渡御に合わせて奉納花火が上がります
超特等席(^^)、迫力満点、、、、というか花火の熱を感じられ、燃えカスが落ちてきます
約2時間半の運行で、お弁当を食べて最後の宮入りに備えます
クライマックスの宮入り前の陸渡御の最後の350mを担ぎます
担ぎ手も、見物客もテンションアップ!
ペコちゃん(笑)
宮入り前の「差し」
宮入り、残念ながら宮中は、赤組でしたが、
今年は経験した5回の内で一番いい神輿だったと思います。
毎年担がせて頂きます、鳳興の方々、
お世話いただきました、兄貴達に感謝です。
ありがとうございました。
来年も参加できますことを期待しております。
最後に応援に駆けつけてくれた仲間に、特に撮影について回っていただきました、ひげハバ氏にはSpecial Thanksであります。