0000

7月25日、天神祭の最終日、本宮(ほんみや)が執り行われ、今年も大行列のしんがりである二基の御輿のひとつ「鳳神輿」に担ぎ手として5度目の参加をさせていただきました。

天神祭で賑わう天満宮近辺、天神橋筋商店街では有名な「ギャルみこし」を始め、数々の町会や団体のお神輿を目にすることができますが、陸渡御・船渡御に出るのは、中央卸売市場の【玉神輿】、菅南連合の【鳳神輿】ニ基のみとなります。


0001
着替えていざ出陣
あっ、ふたりとも「右前」になってる~(^_^;)

法被、キマタ(半股引・ハンダコ)、足袋、手ぬぐいに着替えます。
毎度キマタの履き方が分からなくて、四苦八苦(笑)
handako-1

0002
集合場所から、唄と掛け声で練り歩き、谷町へは挨拶と【大阪締め】(後述)
神輿と一緒に出番を待ちます

0003
天満宮を宮出しした後、すぐに天神西町へ右折し御堂筋へ

天満宮~御堂筋、ここは基本担ぎますし「差し」「大阪締め」の見せ場も多く、見どころですね。

72500377250088
谷町(スポンサー様)への御礼や、交差点等の見せ場では神輿を持ち上げます
「差すぞ~!」
の掛け声で準備
「せいの~でっ!」
肩口の担ぎ棒を頭の上に持ち上げます

こればかりは、長身組の赤組の「差し」が豪快で迫力があります

2tの神輿を70人で担ぎ、そして頭の上に持ち上げ「差し」ます。

神輿の掛かる力は、単純計算で約30kg/人
なんですが、絶対にその程度ではありません。

ゆっくり順調に進行している時で40-50kg程度はかかっていると感じます。

荷重を軽くするために、詰め込むと力が入れられず、
進行時に脚を進めさせることができません。
かと言って、減らすとその割当で荷重が増えることになります。

地方のお祭りの神輿の大きなもので400-500kgと言われていますので、
天神祭の神輿がいかに重いことか!

「ワッショイワッショイ」と神輿を揺すって進行なんて1000%無理です。
なので、「ソレッ」「ヨイ、ヨイ、ヨーイ!」の掛け声が理にかなっているわけですね。



谷町や世話人等の居られる所では、神輿を差し、いったん下ろし
伝統の 【大阪締め】

「打ちま~しょ!」 チャンチャン
「もひとつせ~!」 チャンチャン
「祝おうて三度!」 チャチャン チャン
「おめでとうございますー」(拍手)
 
で・・・・ご祝儀を頂きます。

交差点等では「差し」た後、神輿を方に戻して直ぐに進行します。
実は、これがキツイ・・・

0004

陸渡御は3,000人の大行列、【鳳神輿】には、約200名もの担ぎ手が参加しています。
100名×2組で交代しながら担ぎます。
一回に担げるのは70名、30名は予備として神輿の回りに待機しながら進行、もうひと組100名は後ろについていく形となります。

0005

陸渡御のクライマックスのひとつ、公会堂前。
道幅も広く、見物しやすいところです。

ただし、御堂筋から市役所北~難波橋(ライオン橋)北詰までは、大半を台車に載せるので、神輿を見たい方は避けたほうがいいかもしれません。

0006
台車に乗ると、かなり早く進みます
担ぎ手がヘボなときと、進行が遅れている時にはより多くの区間台車が使われます

0007

神輿が台車に乗っている間は、ホット一息
空気が緩みます

0008

天神橋まででいったん陸渡御は終了

最後の船着場の前では【玉神輿】との差し合いもあったりと、
今年の神輿はいいですね!
見られた方はラッキーだと思います。

昔は公会堂前、天神橋北詰、天満宮宮入り後に、
二基の神輿が競うように、担ぎあい、差しあったりと迫力あるシーンが多かったと聞きます。

いつしか、担ぎ手の余裕がなくなり(弱くなったと言われる)、素通りが多くなりました。

今年は、涼しかったのと、進行がゆっくりだったこともあって、
公会堂前こそなかったものの、天神橋と宮入り後の天満宮内で、
並走や、差し合いがあって神輿冥利につきました。

残念だったのは、ボクの組とは違う赤組(長身組)がかなり調子よく、
美味しい場面を全て赤組に任されてしまったことでした。
(青組が2回神輿落としたので、運行係・浴衣組の印象悪かったのだと思います)

0010

船着場では、友達が応援に駆けつけてくれました
下から天神橋を見上げてパチリ
(この時だけはカメラを出せる、あとの運行中はカメラ・スマホ厳禁)

0011

0012
今年は神輿と一緒の船に乗れましたので、貴重な神事を目の前で見ることができました

0013
船渡御に合わせて奉納花火が上がります

0014
超特等席(^^)、迫力満点、、、、というか花火の熱を感じられ、燃えカスが落ちてきます

0015
約2時間半の運行で、お弁当を食べて最後の宮入りに備えます

0016
クライマックスの宮入り前の陸渡御の最後の350mを担ぎます

担ぎ手も、見物客もテンションアップ!

0017

0018

0019
ペコちゃん(笑)

0020
宮入り前の「差し」

0021
宮入り、残念ながら宮中は、赤組でしたが、
今年は経験した5回の内で一番いい神輿だったと思います。

毎年担がせて頂きます、鳳興の方々、
お世話いただきました、兄貴達に感謝です。

ありがとうございました。
来年も参加できますことを期待しております。

最後に応援に駆けつけてくれた仲間に、特に撮影について回っていただきました、ひげハバ氏にはSpecial Thanksであります。