自転車仲間の先輩方に誘われて、初めての3000m超えの山「北アルプス」を案内して頂いた。
乗鞍で「大雪渓から剣ヶ峯」という日本で一番簡単な3000m越えコースはチャレンジしたことがあったんだけど、このときは風雨で途中で断念になったので、今回が初経験となる。
低山のトレッキング程度はたまにするのだけど、山泊まりできちんと登ったのは初めてだ。
準備にザック・シュラフ・ウエア、最低限の装備を大慌てで買いそろえたり借りたりと、要領も解らず結構大変、そして心配。
今回はテントとバーナー等はお誘い頂いたベテラン先輩にご厄介になる。
最終的にボクの50リットル程度のザックは15kg程度。
お誘いいただいた先輩の60リットルのザックは20kg超となった。
もう1人のクライマーの先輩は単独行が多く、とことん切り詰めた装備でシングルテント入れてもコンパクトにまとめているのはさすが、いろんな意味で(笑)
深夜に関西を出て、平湯温泉で仮眠。
そのまま車を置いて、予約のタクシーで上高地まで、到着は6:00。
上高地(標高約1500m)から涸沢(標高2300m)まで約5.5時間登って涸沢カールのテント場に拠点。
そこから目の前にそびえる穂高連山の「北穂高岳」(標高3106m)を目指す。
出発の上高地は結構な本降りの雨。
昼でやむらしいので、それまでは我慢の行脚。
それでも整備された道だし、雨の行動はチャリンコに比べたら遙かに楽なので、そんなに辛くも無く雨の風景を楽しむ。
上高地から明神橋-徳沢-横尾までは梓川沿いのほぼフラットなハイキング道10km約3時間弱。
(雨で写真なし)
(雨で写真なし)
横尾から本谷橋-涸沢までが山岳路5kmで3時間弱。
(本谷橋:標高1780m)
往路は上高地から本谷橋まで雨が降り続いた。
ザックカバーは入手してなかったので、急遽前日に仕事場の大きなビニール袋を加工して作ったカバーを装着、ばっちりザックは濡れずにすんだ。
ここで、ようやく雨も止んできたのでレインウエアを脱ぎ山道へ。
ここからはなんとかすれ違いが出来る登山道となり超人気の涸沢までは人が途切れず渋滞が発生する。
ただ、雨のおかげで人出が少なく快調に進む事が出来た。
ただ、雨のおかげで人出が少なく快調に進む事が出来た。
本谷橋からは晴れ間も見え始める。
涸沢カールの端が見え始めてきた。
特に難しいところも、危ないところも無いが、本谷橋からは階段状の岩の登坂路を延々と登っていく。
ザックの重みもあって、腿に来てペースが徐々に落ちる。
身軽な方も散見するが、山小屋泊まりらしい。
テント・シュラフ・食材・クッカー・バーナー等が無く荷物は半分以下となる。
なるほど、それもいい手だな。
(そのかわりピーク時の山小屋は布団1枚で3人寝かされるとか)
(そのかわりピーク時の山小屋は布団1枚で3人寝かされるとか)
だんだんと、山の様相が変わり、時々垣間見る北アルプスの絶景に癒やされるので飽きずに上れる。
涸沢に入ると紅葉の樹木が視界を遮る、
そして・・・ドーン!!
感激に浸るまもなく、まずはテント場で場所の確保。
小屋(トイレ・水場)に近く、地面が平らないい場所を確保しなければならない。
今回は先輩のテントにお世話になるが、今はパーティでも各自がシングルテントと言うのが結構定番らしい。確かに荷物や夜中のトイレ等で迷惑をかけないのは便利かも。
場所を確保したら、とりあえず着替えて、そして一杯!
トイレ・水場施設でもある「涸沢ヒュッテ」のテラスでは生ビールも販売しているのだ。
至極の グビグビプハー、旨い~!
各自散策やお昼寝して、明るい時間から晩ご飯のとなる。
昔の山メシイメージとは違い、レトルトやフリーズドライが発達しているので、結構美味しいご飯が手軽に食べられる。
昔の山メシイメージとは違い、レトルトやフリーズドライが発達しているので、結構美味しいご飯が手軽に食べられる。
なかでもセブンイレブンのレトルトシリーズは、一人前入りで下手な外食より美味いので重宝。
谷間の涸沢は暗くなるのが早い。
帳が降りると、テント場はカラフルな景観となる。
涸沢名物「テン場の夜景」だ。
この日は、ピークに近い秋の3連休なのだけど、午前中の雨のおかげでかなり空いている。
トイレ渋滞もそほどでもなく快適に動ける。
寝酒にワインも頂いて、気持ちいい気分夜空を見上げる。
写っていないが満天の星空。ちゃんとしたカメラで撮影したい。
やはり2000m超だ、冷え込んできた、暗闇ですることも無く20:00前にはシュラフの住人となった。
やはり2000m超だ、冷え込んできた、暗闇ですることも無く20:00前にはシュラフの住人となった。