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CASIO EXILIM ZOOM EX-Z750
2005年3月発売、当時カシオのフラッグシップだったモデル


嫁ハンが、動画を撮るからと普段持ち歩いているSONY DSC-HX30Vを渡し、
記録写真に携帯カメラは嫌なので、昔使っていたデジカメを引っ張りだしてきた。

EX-Z750 7年半前のカシオのデジカメ。
最新の同グレード(コンパクト・高品位)と比べてみる。

モデルCASIO EX-Z750SONY DSC-WX100
発売日2005年03月2012年03月7年
画素数720万1820万2.5倍
画像素子1/1.8型CCD1/2.3型CMOS面積0.65倍
サイズ
(重量)
89x58.5x22.4mm
(127g)
92.3x52.4x21.6mm
(108g)
0.9倍
(0.85倍)
感度50-400100-12800感度5段分
レンズ
(35mm換算)
38~114mm(3倍)
F2.8~F5.1
25~250mm(10倍)
F3.3~F5.9
手ブレ防止なし光学式
液晶画面2.5インチ
11.5万ドット
2.7インチ
46万ドット
精度4倍
ファインダー光学式なし

購入当時はたしか、3万5千円ぐらいした記憶がある。
比較カメラの今の価格は1万5千円程。

液晶11.5画素、今の最新モデルの10倍の荒さ、一目瞭然で笑える。
ここではピント合わせは無理だ。

作りは、かなり高品位でしっかりしていて良い感じ。

画素数(740万)は少ないように思えるが、今の1500~1800万画素って多すぎないか?
パソコンで扱うにしても重いし、大量保存するとHDDを圧迫する。
ましてや、Webで使ったりサービス版のプリントなら、トリミング前提にしてもこれで十分ではないか。
「設定で画像サイズを小さくすれば?」と言う話だが、圧縮(小サイズ化)には必ず余計な劣化が伴うだろうから僅かなことでも気分的に避けたい。

1.8型CCDと言うのは、今のハイエンドデジカメとほぼ同じサイズ(例外有り、現在は1/1.7型が主流)。
高感度に圧倒的に強い裏面照射CMOSより、素直な表現のCCDを支持する人は今でも多い。
画素数が少ないこともあって、1画素あたりの面積が大きいからか、明るいところで撮影したら、すごく自然な(これ難しい)画像が出てくる。
機械が色々と補佐する今のデジカメは不自然な画質のときもあり、昔のCCD素子でも上手く撮れたら、素直な画像で全く遜色ない。

感度が50-400というのも時代を感じさせる。
比較の最新のデジカメでは200-12800と、薄暗いところでもピントさえ合えば撮れてしまう。
もちろん手ぶれ補正も無いから、いい加減に撮るとブレ写真大量増発。
チャッチャと撮らず、状況を考え、シッカリ構えて撮らなければならないカメラの基本を思い出させる。

なにより良いのが、いまや絶滅危惧種であるファインダーが付きであること。
本当に小さな覗き窓なんだが、周りの風景を遮断して絵作りができるのは素晴らしい。
ブレも軽減効果があり、動く被写体も追いやすい、水平が取りやすいのも美点。
(デジカメ画像って結構微妙に傾いているものが多いの原因の一端と思う)
明るい野外でもよく見えるし、超省電力である。
何より液晶モニターは、ミドルエイジ以上のオヤジには、何故か見にくいのだ!ドンッ!
細かい文字なんか読めるか!ドンドンッ!(机を叩く)

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画角も24mm超広角になれると、38mm始まりは辛いが、簡易に何でも写してしまえない分、撮り方を考えるので良い勉強になるし、違った雰囲気の絵も出せるかもしれない。

昨日行った、お店(料理)の写真・・・
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※「福一」イカフェ、前菜、チヂミ

チョット色がハデだが、そんなに寄れないマクロにもかかわらず、適度なボケがイイ感じ。

まだまだ現役で使える、たまには使ってみよう。

新世代はたしかに素晴らしいが、ロートルもまだまだやれるという所を見せなければならない。
ん、何の話?!